甘いモノを欲したとき、1ヶ月半前の私はチョコやクッキーに手を伸ばしていました。
しかし、今では別人のようです。食べるのは「デーツ」か「プルーン」で、1日に2粒(30〜40kcal)と決めています。
「意識高い」と思われるかもしれませんが、デーツもプルーンもご褒美おやつ的な美味しさがあります。
今回はデーツの魅力について書きます。
人工甘味料や砂糖が添加されていないデーツは、木についた実が日光を浴びるうちに自然乾燥して完熟していってできあがります。
干し柿のようなねっとりした甘みは自然界でつくられています。ナチュラルなのに、甘さが欲しいとき、舌と脳を満たしてくれます。
デーツとの出会いは2012年のドバイです。
中東の国々にはこっくりと甘い「THE・スイーツ」といえるようなスイーツが豊富にあり、それらを楽しんでいたものの、そればかり食べていると太るなと感じました(当たり前)。
そんななか、ふと見つけたのがデーツです。こんなに甘くて美味しく、おやつとして満足感の高い天然のフルーツがあるんだと驚きました。
以降、食べたくなったときにときどき買い、常食していたわけではありませんでしたが、今年3月、輸入食材を多く取り扱う「いかりスーパーマーケット」で目にして、久々に購入したのです。
食べない日もあれば食べる日もありましたが、ここ3週間ほどは毎日食べています。
デーツは100gあたり脂質0.2gと低脂質で、逆に糖質71gとほぼ糖質です。ただ、100gあたりの食物繊維は8gと多く、便通を促進する不溶性食物繊維が含まれ、お腹にいい食材といえます。
カリウムは720mg、マグネシウムは64mgと、それぞれプルーンの1.5倍含まれている点でも栄養価の高い食材です。
腸内環境を整えることは容易くなく、ひとつの食材で改善するのは不可能です。当然、デーツを1日2粒食べているからといって、便通が良くなるわけではありません。
ただ、精神的な満足感はとても高いです。おやつらしいおやつを食べなくても、デーツがあれば幸せになれます(シンプルな人間)。
身体は食べたモノでできています。ストレスのない範囲で美味しく、楽しい食生活を送る工夫を重ねたいです。
Text / Sonoko Ikeda