格闘家で文筆家の青木真也さん。
2018年初頭に知り合って、のちに「DRESS」で編集者と著者との付き合いが始まりました。
最初に読ませていただく者として、青木さんの原稿を心から待ち侘びていたのを覚えています。
やりとりを重ねるうちに信頼していただけて、青木さんのVoicyに参加させていただいたことも。
2019年には『格闘技通信 特別版 ONE Championship OFFICIAL BOOK』でのインタビューライター、『距離思考 曖昧な関係で生きる方法』(2020年刊、徳間書店)の執筆協力者として指名していただきました。
自分が「唯一無二」「いち仕事人としてリスペクト」「刺激を受ける」と感じる人のチームの一員となって、ともにモノづくりをするという、かけがえのない経験をさせていただいた方。
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1週間前、GOAL-B安慶名健吾さんによる全6回のコーチング最終回を受けたとき、「入場制限ポリシー」を具体化する機会がありました。
入場制限ポリシーとは、自分が顧客にしたい人(=仕事のパートナーになりたい人)や逆に顧客にしたくない人(=一緒に仕事をしたくない人)を決めるというものです。
そこで「私の理想の顧客」を言語化すると、以下のようにまとめることができました。
・自分の使命を知り、使命のレールに乗って生きている
・常に全力で自分のミッションを全うし、実績・結果を出している
・日々研鑽し、独特な感性を磨き、それにより人を惹きつけるオーラ、ムードを纏っている
この言語化に至る前に、過去に仕事をして最高だった人、今仕事をして楽しい人、また仕事をしたい人を具体的に挙げていったところ、片手で収まる程度になったのですが、うちひとりとして青木さんを自然と挙げていました。
青木さんの考えは分かりませんが、少なくとも私にとって、青木さんとの仕事は生涯忘れられない仕事のひとつです。
自分が「いちホモサピエンスとして好きだー!」と言える人と仕事をするという、最高of最高の経験ですから。
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2022年、私が福岡に引っ越してからは物理的距離ができたことで、青木さんと直接お会いする機会はなくなりました。
それでもこちらは一方的に青木さんの活躍や試合を画面越しに見ています。
そんな中、先日読んだ青木さんのnoteが、最近私が考えていたことにぴたっとハマり、いいコラムだなあと感じ入って思わずポストしたんです。
格闘技界に焦点を当てて書かれていることだけども、「自分ごと化して」「責任を持って」仕事をする姿勢はどんな仕事にも通じること。
自分で責任を持つから実績が自信に繋がる話|青木真也 shinya aoki @a_ok_i #note https://t.co/hd9CkrffiW
— 池田園子🟤 (@sonokoikeda) June 4, 2024
すると、これをリポストしてくれて、すぐにLINEで「ありがとう」と連絡が来たのです。
近年、青木さんは一年に2〜3回くらい、不意に連絡をくださっていたのですが、今回の連絡はまた久々でうれしく感じました。
青木さんほどの多忙な人、ファンから熱烈な支持を得ている人が、私の一ポストに対して「ありがとう」とわざわざお礼を言ってくれる。これって、なかなかできない行動だとも思うのです。
ありがたいし、うれしいなと心がゆるみました。
近況や考えていることをしばらくテキストでやりとりし、青木さんはやはり魅力的な演者であり、文筆家であり、創作家だなあと感じたのでした。
何年も前から書かれているnoteのマガジン、最近は書きたい意欲がさらに増されたそうで、更新頻度もより高くなって読み手としてはラッキーです。
格闘技の専門家である青木さんですが、あらゆる仕事人に生きるであろう、適度に抽象度の高い表現もしてくれています。これからも読者であり、ファミリーです。
Text / Sonoko Ikeda
▼青木さんのエッセイ▼