旅先では「一部のスキンケアを省く・休む」ことにしています。
というのも、自宅でしているスキンケアとまったく同じことをしようとすると、どうしても無理があるからです。
たとえば、普段は顔と腕、首にはオーガニックマザーライフの日焼けケア美容液「サンケアスキンセラム」(顔用・身体用)を塗って、スキンケアを仕上げています。
でも、容器が瓶で大きめなこともあり、1〜2泊の旅に持っていくとなると重いのです。
クルマで移動できるなら迷わず持っていくでしょうが、リュックサック+手提げくらいの荷物量で公共交通機関を使うとなると、持っていく選択肢は排除。
背中が痛くなったり、一の腕がパンパンになったりしますから。
もうひとつ。普段は入浴後の濡れた全身にひまし油を塗っていますが、こちらもオイルのボトルを持っていくと重たいため、工程を省きます。
「1〜2日くらいしなくても、なんてことない」「家に帰っていつも通りの生活になったらやればいい」というマインドです。
先日、小倉で1泊したときは美容液(瓶)も持って行きませんでした。
moani organicsの「アフターサンミスト」(霧状化粧水)の後、日焼け止め代わりに使うしまのだいちの「モリンガシードオイル」を塗って、moani organicsのクリーム(廃盤に……涙)を重ねて終了しました。
スキンケアは自分がしたくてするもの。
前向きな気持ちでケアするからこそ、それが皮膚にも伝わって、すこやかな状態を作ってくれます。
「皮膚は最大の臓器」と言われ、それは心と密接につながっていると、私は自分の皮膚を観察して感じています。
だからこそ「旅先でもやらなければ」と思うのは重荷になり、ポジティブではないと思っています。
「1〜2日、皮膚を“若干”栄養不足な状態に置く」ことで、肌に良い意味での刺激を与え、肌を鍛えることにもなるのでは? という別の切り口の考えすら持っています。
「〜しなければならない」発想はやめて、心身ともにかろやかな状態でありたいです。
Text / Sonoko Ikeda