自転車に乗る日のマイ・ファッション・ルール

自転車に乗るのが心地よい気候になったと感じます。

肌に当たる風が気持ちよく、日中はまだ若干厳しい日差しも、午後になれば徐々に和らいでいきます。

先日は往復20km漕いで、福岡市内から春日市内へ出かけ、翌日は往復10km漕いで、福岡市内を移動しました。

福岡市内は自転車専用道が整備されている場所が少ないこともあって、公共交通機関で行く方が素早く移動できますが、あえて自転車に乗る理由は大きくふたつあります。

大事な「相棒」であるCannondaleの「Adventure 2」にたくさん乗りたいこと、多少の運動になること。

特別にお気に入りの乗り物に乗って、しかも有酸素運動ができるなんて、毎日身体を動かしたい私には最高な時間です。

必要なタイミングでルートを調べるとき以外、スマホを使うこともなく、デジタルから切り離される貴重なひとときでもあります。

こんなふうに自転車に乗る日は、おしゃれに制限がかかります。「ボトムスは必ず黒パンツ」と決めているのです。

というのは、ボトムスが汚れることがあるから。ペダルやスタンドに多少の汚れがついていたら、何かの拍子でボトムスの裾まわりについてしまうことも。

とくに私は自転車を室内に置いているので、抱えて屋外へ運び出すタイミングで、ペダルやスタンドがボトムスに触れることがよくあります。

このほかにも、水たまりの中を走ると泥水が散って、明るい色のボトムスであればシミになってしまうでしょう。

総合的に見て楽しい気持ちで自転車に乗っていたいので、気分が落ちることのないように気をつけていることのひとつです。

でも、ラベンダーカラーのボディと黒ボトムスの組み合わせは、甘すぎず辛すぎずで、とても素敵。

街中の大きな窓に映る自転車に乗った自分をチラッと見て、この1台を選んで良かったと微笑む自分がいます。

自転車に乗る日のマイルールを楽しみながら、この秋はいろいろな場所へ出かけていきたいです。

Text / Sonoko Ikeda

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