洗えるリュック「VEIL」が最高

「洗濯機で洗えるリュックがあればいいのに」と願って幾星霜。

というのも、特に暑い時期にリュックを背負っていると、背中にかいた汗が生地に染み込みます。

これまで濡れタオルで拭いたり、消臭スプレーをしたりして誤魔化してきたものの、背中とリュックの接地面は決して「きれい」とも「無臭」とも言い難い状態なわけです。汗かきな私の場合は特に。

ただ、今まで使ってきたリュックたちはいずれも洗濯機では洗えない素材で、先の方法で対処するしかできませんでした。

そんな中、夏の終わりに出会ったのが、バッグブランド LEKT(レクト)とTENT(テント)の共同開発したリュック「VEIL」でした。

「洗える リュック」か何かの検索ワードでたどり着いたのが、こちらのプレスリリース。

VEILが気になって公式サイトを読み込んだ後、利用者の声を調べているときに見つけたのが、narumiさんのnote。

narumiさんの記事が購入の決め手となりました。

「(収納部であるインナーバッグを除き)丸ごと洗えること」と「かろやかさ」という魅力が存分に伝わるレビューで、どちらも私が求める要素だったからです。

購入後、出張や旅をメインに大活躍。

本体外装であるアウターバッグはnarumiさんが言う通り、びっくりするほど軽い。「羽根のようなかろやかさ」と言っても違和感がないくらいに。

生地はコットン:ナイロン=6:4の割合で適度にやわらかく、触り心地も良いです。

narumiさんが的確な表現をしていて、製品の良さが伝わりやすいので引用します。

アウターバッグはやわらかな風合いのコットンとメッシュ素材でクシャクシャっと折り畳めるほど薄手で、軽い。対してインバーバッグはPCスリーブや小物入れを兼ねており、しっかりとした硬さとクッション性がある。

narumiさんnoteより引用

インナーにこういうオーガナイザー的パーツを入れられるバッグ自体はこれまでもたくさんあったけど、だいたいは外側もしっかりしたナイロン製だった。外側をこんなにぺらぺらにしてしまったところが新しい。

narumiさんnoteより引用

ここまで読んで、VEILの収納容量が気になる方もいるでしょう。それほど荷物が多くならない人にとって、1泊分の荷物は十分に収納できるはず、という感想です。

インナーバッグにPCや細々としたモノを、本体部分には1泊に必要なモノを収めて、まだ余裕があるかもしれません。

写真は10月に1泊2日の出張をしたときにVEILに詰めた荷物すべてです。

飲み物は本体左右のポケットに収まります。片側は折りたたみ傘を入れることもあります。

洗濯については公式サイトの通りで、インナーバッグを取り出して、アウターバッグを裏返してファスナーを上げて、ネットに入れて洗います。

内側はメッシュ素材になっているため、洗濯時に洗濯ネットのような役割を果たしてくれるのです。

出張や旅から戻るタイミングで洗うことが多いです。月1〜2回ほど洗濯しています。

週明けから「浜中ワーケーションステイ」に参加し、北海道厚岸郡浜中町に滞在中の今回も、もちろん持ってきています。

私にとって、ここまで優れたリュックで14,850円(税込、2023年12月8日時点)。大事な人へのギフトにしたいくらい気に入っています。

Text / Sonoko Ikeda