誕生日おめでとうコメントを書き込む理由

botみたいだなあと思いながらも続けている行動があります。

Facebookで誕生日を迎えた「友達」のタイムラインに「◯◯さん、お誕生日おめでとうございます🎂 プレスラボ池田」と書き込むのです。

昨年秋から始めました。Gmailの下書きに、以下のようなテンプレートを入れておいて、タイムラインへの書き込みができない人にはメッセージを送ります。

[テキスト]
さん、お誕生日おめでとうございます🎂 プレスラボ池田

[返信来たら送る]
さん、お返事ありがとうございます。楽しい一年になりますように😊 プレスラボ池田

[メッセージ]
さん、お誕生日おめでとうございます🎂 楽しい一年になりますように😊 プレスラボ池田

会社員時代の同期や後輩、友人などには丁寧語を使わない、あだ名で呼びかけるなど、ちょっとしたアレンジを加えます。

一体なぜこんな試みを始めたのかというと、自身で事業をしている方が会社ホームページを持たずに、自身のFacebookだけで新規・既存顧客を獲得してきたと話していたからです。

その方は数千人とつながっているので、毎日のように友達の誰かが誕生日。

そこで毎朝欠かさずFacebookを開いて、「◯◯さん、お誕生日おめでとうございます。会社名+自分の名前」と書き込むのだとか。

そして、コメントが返ってくればメッセージで、「◯◯さん、お誕生日おめでとうございます。楽しい一年になりますように。会社名+自分の名前」と送るそうです。

ここで絵文字は略しましたが、その方はきっと感じのいい絵文字も使っていると思います。

この行動の目的は、ちょっとしたときに思い出してもらうこと。年に一度の単純接触効果。

期待はしていないといいますが、それでもしばらく連絡をとっていなかった相手に、自分の存在を思い出してもらえて、仕事を発注してもらえることも少なくないといいます。

私はその話を聞いて「私もやります」とその場で言っていました。そして、翌日から早速始めたのです。

目的は同じく、ちょっとしたときに思い出してもらうこと。そして、疎遠になっていた方に「こんな人いたな」と気づいてもらい、何か必要なときに声をかけてもらうこと。さらに、私もこの方とつながりを再び持ちたいなと思うこと。

多くの人は「この人が誕生日おめでとうコメントを寄せてくるなんて珍しい。どういう風の吹き回し?」と感じているかもしれません。でも、気にしません。

この行動を始めて3ヶ月ほど経つ中で、少し深いやりとりが生まれたことが数度あります。何かにつながることは、本当にごく稀です。

一部の人はもう何年も何も投稿していなくて、毎年一度、誕生日おめでとうコメントが書き込まれているものの、反応すらしていないケースも少なくありません。

きっとFacebookを開いていないのでしょう。もう連絡すら取れないかもしれない。そんな人も大勢います。

ただ、コメントに気づいてくれた一定数の人に、「池田さんって人とつながっていたな」と一瞬でも意識してもらえるだけで十分だと思っています。

縁あってつながった人たちですから、その中の一部の人と交流が再開し、面白い取り組みが始まれば最高。でも、変に期待はせず、お祝いの日を気軽にできる方法で祝福するだけ。

そんなわけで今朝もこの記事をシェアした後、ルーティンとなった誕生日おめでとう投稿をするのです。

Text / Sonoko Ikeda