Tバックを穿く日のこと

あえて具体的なタイトルにしました。

(「インナー選びは〜」のように抽象化せず、あえてこう言い切った方が、一部の人は刺激的に感じるため、読まれる傾向があると分かっているからです)

ここでは、私がその日のファッションに応じて穿くTバックショーツについて書きます。

(食い込まないTバックはこちらがおすすめです)

Tバック

一般的にTバック=セクシー、エロいと連想されがちですが、そこは狙っていません。

「タイトなボトムスを穿いたとき、ショーツのラインが響くのを避ける」という、合理的な意図です。

これまで脚の太さを気にして、ワイドタイプのボトムスを選んできましたが、タイトなボトムスも3本持っています。

2023年夏、心斎橋にある南米発ヒップアップデニム専門店で買った、穿くだけでヒップアップして見せる立体的な仕立てが施されたデニムです。

このヒップアップデニムを穿くときが、Tバックの出番。

お尻や脚など下半身のラインが強調されるボトムスでは、ショーツの線が出ない方が美しく見えます。できれば、細部にまで気を使っていたいのです。

とはいえ、ヒップアップデニムと言われても、聞き慣れない人が多いかもしれません。

私も1年前に知りました。福岡にいたとき、友人がInstagramでこのデニムを紹介していて、ヒップラインがとても美しく、かつ脚長に見えて、興味を持ったのがきっかけです。

コロンビア発のアイテムらしく、「コロンビアンジーンズ」「バットリフティングジーンズ」「プッシュアップジーンズ」「ヒップアップジーンズ」などとも呼ばれています。

試着したときはタイトすぎて自力で穿けなくて、スタッフさんに穿かせてもらいました。脚も太いので「キツ……」と穿くだけでしんどかったものです。

「買ったところで、自分で穿けるだろうか?」と本気で考えたほど。

スタッフさんは「かなりストレッチが効いた素材なので、どんな人でも穿けます。穿けなかったお客様はひとりもいません。脚の太さや細さは関係なく、どんな体型でも美しく見えます」と力強く断言していました。

いざ穿いてみて感動。お尻がプリッと上がって立体感が出て、脚のラインはもろに出るものの、太い脚でもすっきりして見えました。

お尻が上がって見える(気がする)

ワイドタイプのボトムスとは違う魅力があります。そんなわけで穿いては洗濯するうちに、どんどん脚に馴染んできて、今では伸縮性のあるレギンス感覚で難なく穿けるようになっています。

ジッパーの上にボタンが4つほどあって、他のボトムスと比べると着脱に時間を要しますが、ボタンのおかげで下っ腹に適度な圧をかけ、ささやかな緊張感を持続させることも可能。

ちなみに、食事をしても苦しくはなりません。身体に滑らかに沿ってくれるストレッチ素材のおかげでしょう。

スニーカーを履くとスタイルは良く見えませんが、4〜5cmほどある厚底の革靴を履くと、お尻が上がり、脚も多少長く見えて気分がアガります。

私が試着・購入した店舗は心斎橋にありますが、東京・白金台にもあります。試着必須なアイテムなので、気になる方はまずはDMで連絡して行ってみてほしいです。

必ず感動体験があります。もし購入したらインナーはTバックを推奨します。

(ヒップアップデニム専門店、Tバックの回し者ではありません。ただ書きたくて書いています)

Text / Sonoko Ikeda