とある飲食店で「ご自由にどうぞ」と書かれた米ぬかをいただき、いろいろな用途で活用しています。昨夜はお風呂で使いました。
米ぬかは美容成分が豊富とは知ってはいましたが、調べてみて衝撃を受けました。「とても優れた粉じゃないか」と。
肌の新陳代謝をアップさせるビタミンB1や老化を防ぐビタミンE、保湿を強化するセラミド、抗酸化作用を持つフェルラ酸など、すこやかな肌づくりに役立つ成分がほかにも数多く含まれていることがわかりました。
プロパンガス代がばかにならないので、3月くらいから入浴はほとんどシャワーにしています(友人から湯船にお湯を張る=ガス代が高くつく最大の理由と聞いて)が、こんなに素晴らしいものを手に入れたのだから、米ぬか風呂にしようと思い立ったのでした。
しかし、米ぬかをそのままドサッと湯船に入れるわけにはいきません。浅型排水口に取り付けるようなストッキング素材のゴミ袋があればちょうどいいのですが、手元にありません。
今回米ぬか風呂に入る目的で、普段使うことのないそれをドラッグストアに買いに行くのも、所有しておくのもいやだなと思い、しばし考えました。
そこで思いついたのが、手のひらにこんもり乗るくらいの量の米ぬかを木綿のハンカチに包んで縛り、お風呂に浮かべることです。
そうすればわざわざ使い捨ての袋を買いに行く必要もありません。使い終えたら中身(米ぬか)を捨てて、ハンカチをゆすいで米ぬかを完全に取り除いて洗濯すればOK。いいアイデアです。
ハンカチは洗い物を終えた後、シンクで水切りをするときに使っているお相撲さん柄の大盤サイズのものを使いました。濃い紫のハンカチなので、米ぬかで多少色が付いたとしても気になりません。
お湯を張りながらハンカチをぎゅうっと絞り、米ぬかの成分をお湯に溶け込ませていきました。お湯は乳白色の温泉のようになり、心なしかまろみを帯びたような感覚に。
たった一度の米ぬか風呂で大きな変化はないでしょうが、お湯に浸かっているときの気分はとても良かったです。
週1くらいは湯船にお湯を張り、お風呂を楽しみたいので、これからも米ぬかが手に入ればときどき実践します。
Text / Sonoko Ikeda