時間が経過した“縁”。繋ぐことで新たな親交が生まれる

人間、年齢が進むほどに、様々な出会いと別れを繰り返します。

いっとき頻繁に会う時期もあれば、いつしか会わなくなることもあります。

自分を薄情だなと思うこともあれば、それがお互いにとって良かったこともあり、実に様々な「正解」があります。同時に「後悔」もあるでしょう。

ビジネスがきっかけで出会ったとしても、自然に親交が深まり、尊敬しあえる存在となることもあります。しかし、部署異動によってその関係が強制的に途切れることで残念な気持ちを抱えることも。

ただ、その離れ方が険悪でなければ、数年後でも良い縁が再開することもあります。

相手からの連絡を待つより自分からメッセージを送ってみるのはいかがでしょう? アクションを起こさなければゼロ。もし返事が返ってこなくてもマイナスになることはありません。軽い近況報告で良いのです。

もしかすると、近くにいれば「久しぶりに会いましょう!」となるかもしれませんし、返信が返ってくるだけでも自分を思い出してくれたと、嬉しいことではありませんか。

アクションをする方ですか? それとも待つ方ですか? 待って連絡が来たことがありますか?

少しでも自分からアクションを起こすクセを持つことで、これまでの生活がちょっと変わっていくかもしれませんよ。

何も恥ずかしいことはありませんし、嫌われていることがわかったとしてもマイナスにはなりません。そこまでの関係というだけです。

途切れていた時間、自分の成長を報告することができますし、あるいは相手が大きな存在になって自分の成長が足りないという気付きを得られるという、いずれにせよプラスなことばかりです。

今の時代、SNSやメールなど、いくらでも連絡や近況を知らせる便利なツールがあります。
どうせならこうしたポジティブな行動に有効活用したいですよね。

最後に一つ、自分の例を挙げてみると、20年前に趣味で偶然繋がった同世代の知人と、久しぶりにSNSを通じて連絡をとりあったところ、たまたま同じ業種に就いていることがわかり、そこから仕事に発展した、なんてこともありました。当時はまさかそんな人生を歩むなんて想像できません。

「懐かしいね」の一言からビジネスパートナーとして関係が復活するケースもあります。

良い反応ばかりではないかもしれませんが、自分のアクションひとつで、“縁”をより良く変化させていくことはできるのだと思います。

あなたにはずっと連絡をとってみたいな、と思い続けている人はいますか?

Text / Taichi Akasaka

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