テーブルの上に小さなスケールを置きっぱなしにしています。これがなかなか重宝するため、棚にしまおうとは思いません。
もともとは棚の奥に収納していたスケール。半年に一度ほど思い立って、なんらかのお菓子作りをするときを除き、ほぼ使っていませんでした。
「どこに置いたかな？」くらいの存在でしたが、猫と暮らし始めてから「フードの量を測って与え“なければいけない”」という考えに支配され、取り出したのが始まりです。
またこのときもMUST思考に囚われていました。
猫との生活はちょうど1ヶ月が経ちましたが、フードの量を厳密に測るのは随分前にやめています（ときどき測ることもあります）。
食欲が旺盛すぎるときもあれば、ごく少量だけ食べるときもあり、身体の状態に正直に生きているのだと思います。
運動量が多い日はよく食べ、そうでない日はあまり食べず、それで快便・快眠・太りすぎなければ問題ないと考え、おおらかな気持ちで育てるようになりました。
そんなわけで、今スケールは主に猫のために使っているとは言えません。代わりに、人間（私）の食べるモノを測るのに使っています。
たとえば、オートミール。最近、朝はオーバーナイトオーツを食べています。そこで使うオートミールの量は30gと決めていて、それを測っているのです。
プロテインマグケーキを作るときも同様に、オートミールの量を測りました。
大体のモノは目分量で作っているので、ここ1〜2週間を振り返ると、オートミールの量しか測っていないような気がしますが、何か粉物を作る時にも重宝するはず。
小さなスケールなので場所も取らず、どうしても片付けたいときはキッチンカウンターの空きスペースに差し入れればOK。
あまり出番のなかったモノをこうして頻繁に使うになると、モノとしての輝きが増すようで、持ち主としてうれしい限りです。
Text / Sonoko Ikeda
