身体の調子が揺らぐ年頃になった、と受け入れる

「身体が丈夫であること」が唯一の取り柄でしたが、最近胸を張って「丈夫です!」と言えなくなってきました。

風邪らしい風邪なんて20代後半に引いて以来で、体調に翳りを感じたときは「葛根湯を飲む+早めに就寝する」ことで、予防をしてきました。

だから基本的にはだいたいいつも元気。「健康的な人」というイメージ戦略は成功していたと思います。

しかし、10月に鼻風邪をこじらせたときは、完治するまで2週間以上もかかりました。加齢により自然治癒力が下がっているのではと思わざるを得ません。

最初の数日は鼻詰まりがひどく、なかなか寝付けなかったと、Google ドキュメントのメモ「2023年のからだのこと」に記載してあります。

(毎年1枚、身体のことを記録するGoogle ドキュメントを用意して、不調や月経のリズムなどを記録し、あとで見直せるようにしています。身体の履歴として便利ですよ)

そして今月。声が枯れたなあと思ったら、喉風邪の症状に。鼻風邪のときと同様、発熱も身体のだるさもありませんでしたが、唾を飲み込むだけで喉が痛くて、声は自分のものとは思えないしゃがれ声に。

10年近くまともな(?)風邪を患っていないものですから、慣れない辛さやストレスを感じているようです。

どこかで「風邪は時々引いた方がいい。風邪を全然引かない人ほど、突然重い風邪を引くことがある」といった話を読んだことがあります。

本当にそうなのかもしれませんし、これまで元気はつらつだった私も不惑に近づいていることから、身体の不調が出やすくなっているのかもしれません。

女性は7の倍数の年に揺らぐ(不調が出やすくなる)とも言われますが、「プレ更年期」にも足を踏み入れていますし、油断してはいけないと思い知らされました。

2023年下半期のこの経験を経て、他人の体調不良をもっと思いやることができるようになる気がします。

もちろん今までも心配はしていましたが、自分が風邪や体調不良とは無縁だったので、どこか薄めな心配だったと思います(すみません)。

この経験もきっと意味があるのでしょう。

身体が不調になっても心は強く持ち、「必ず良くなる」と信じること、治ろうと闘っている身体・元気だった身体に感謝することを忘れずに過ごしていきます。身体と心はつながっていますから。

Text / Sonoko Ikeda

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