寒くなって魚に脂が乗って、寿司屋さんが楽しみになってるDr.Taroです。
月に一度はいいごはんを意識的に食べに行こうとしていますが、自炊も嫌いではなくて、月一回ほど寿司の食べ歩きをしていました。
ですが、ここ最近は行っていませんでして、断寿司状態。
禁断症状が出てきた11月、大阪の寿司激戦区に行ってまいりました。
以前行ったのはまだコロナ禍からお客さんが戻っていない時期でした。お客は私たちだけ。今回は全席パンパンの満席!
北新地の「鮨 そら」さん。
前回は1万6千円のコースだったと思うのですが、そのコースがなくなって1万5千円のコースをお願いしました。他、2万円、2万5千円のコースの全3種類用意されています。
ここのお店の特徴はどの品もハズレなし。特に握りが出てくるまでにおいしさの感動が決して消えない素晴らしいお料理を提供してくださいます。そして酸味の使い方が上手なような。
一品目の白子ともずくのポン酢であえたポン酢。めちゃくちゃさっぱりしていて美味しい。思わず目を見開いてしまいます。
玉ねぎと青魚のマリネも和なのですが、洋を少し感じます。これはこれで成立していてとても美味しい。
これに続いてホタテののり包み。もしかすると山椒がパラりときいてる? めちゃんこうまいです。
このお店、期待を裏切ってくる握りがあります。日本人なら握りってこういうものだよねという固定観念があると思うのですが……。
これはかんぱちの握り。ですがワサビではなく柚子胡椒。絶品。
そしてこれ、羅臼の3日間熟成させたブリの握り。なんと、ワサビではなくいぶりがっこが握られています。握りの固定概念を崩されたのですがなんとも握りとして成立しているんです。
ここからはオーソドックスに茶わん蒸し、中トロ、大トロと続きます。ストレートに握ってくださるのですが、剛速球のおいしさ。水戸黄門の予定調和ですが、ど真ん中のおいしさを握ってきます。茶わん蒸しは竜の卵を使ってて黄身も濃い、味も濃いです。
そして寿司のクライマックスに、いぶりがっことろたく巻き。+ウニ乗せ。
完璧。映えも計算、味も計算です。
最後にそら猫の玉が出てデザート。
かわいい。花束持ってる。
どれも美味しくて素敵な流れで最後まで。
多分、今後もっともっと予約がとりにくくなると思いますし、この値段では食べられなくなると思います。ぜひ。
Text / Dr.Taro
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