コンブチャを作ったら美味しくできた

高校生の頃、流行したモノ・コトに関してまとめられた本を読んだとき、70年代に「紅茶キノコ」がブームだったと知りました。

名称が印象的でしたが、当時は自分とは馴染みのないモノで、一体どんなモノなのかあまりぴんと来ていませんでした。

それから20年以上経ち、ふとした出来事を機に、元・紅茶キノコ=現・KOMBUCHA(コンブチャ)を自宅で作ることに。

コンブチャ=昆布茶ではなく、紅茶や緑茶などのお茶と砂糖を発酵させてできる飲み物です。

アメリカで流行した後、日本に“逆輸入”された経緯があり、今は紅茶きのこではなく「KOMBUCHA」「コンブチャ」と呼ばれているそう。

コンブチャの作り方を調べた後、Amazonで「国産 コンブチャ スターターキット[伊勢志摩 KONBUCHA SCOBY(コンブチャ スコビー 国産)]」(2,600円)と1リットル量の瓶を100均で購入しました。

コンブチャ スターターキットには、スコビーと呼ばれる菌株が付いています。

紅茶を作って冷ました後、原液とスコビーを入れて10日ほど放置すると、酵素と砂糖をエサに発酵が進んで完成です。

室温をはじめとする環境によって、できあがるまでの期間は変わります。説明書通りに作るとカビることなく上手く作れました。

以前の私なら「コンブチャが欲しい」と思えば、市販のモノを即Amazonで注文していたと思います。

瓶に入った液体タイプは大体3,000円程度が相場のようです。安くはなく、かといって高すぎるわけでもない金額でしょう。

今回あえて自作したのは私に「作れるモノは作りたい」欲が生まれたから。

ぐら(ヘアレスキャット)という子どものような存在と暮らし始め、その分今までとは違う予算が必要になるので、ひとり暮らしのときよりもお金の使い方にシビアになりたいのです。

とはいえ、ランチはほぼ毎日外食したり、趣味や学びにお金を投じたり、ちょっとしたプチギフトを買うのが好きだったりと使うところは使うので、「締めるところは締めておく」程度です。

とくに、コンブチャは上手く発酵すれば、スコビーが増えていきます。初回の今回でも「1枚」増えていて驚きました。

スターターキットを買って発酵に成功し続ければ、永久的にコンブチャを作り続けられるということもあり、最初の2,600円で十分元が取れます。

手元に紅茶やそのほかのお茶は大量にありますし、いろいろなお茶で作ることもできます。今後、ひとつ100円程度の瓶を追加購入するくらいでしょう。

炭酸水で割ってさっぱりした味わいを楽しむのが今の好みです。お腹の調子が良くなったかどうかはまだ分かりません。

ほかの食事でも発酵食品を摂ることを意識しているので、良い相乗効果が生まれたらいいなと考えています。

「スコビーを分けてほしい」という方がいたらご連絡ください。

Text / Sonoko Ikeda