2024年1月21日〜1月25日の日記

※この日記は電子書籍orZINE化を目的に、2024年1月1日より綴り始めたものです。5日ごとに掲載します。

1月25日(木)
朝、清川「コックソース」でソース類を購入。「恋するご当地調味料」主宰の麻子さんが最新記事で紹介していて気になったものがあった。うちから歩いて10分ほどのところに工場と直販スペースがあると知り、引っ越し前に入手しておこうと足を運んだのだった。社長と息子さん(次期社長)と会話。麻子さん効果で諸々売れているという。熱量の高い人が愛を持って発信するのは、インフルエンサーが「案件」として紹介するのとは、伝わる思いの強さが違う。

エニタイムで背中のトレーニングをした流れで、高砂「らいじん」へ。LAPのミノツさんとランチ。9月末のひき逃げ事故以来お会いしておらず、4〜5ヶ月ぶりのご近所ランチ。いろいろな話を聞く。昨年5月のはじめましてから、毎月一度はご近所ランチや人を紹介する食事などをしていたので、「寂しくなりますね」と言ってくれた。最後、力強く握手をして別れた。別れ際に握手の手を差し出す瞬間、自分の勇ましさを毎度感じる。

その流れで、「SBHキックボクシングジム」へ。スケジュール的に今日がここでキックボクシングを練習する最後の日。東京にいたときを含め、3年数ヶ月続けてきたのかと、珍しく長続きしていることに驚く。豊中に移った後はどうするか。キックボクシングをやめた場合、代わりにどんな有酸素運動をするか、まだ調べてもないし、考えてもいない。キックボクシングはタロとミットを持ち合って気分転換的に行い、何か新しい有酸素を取り入れるのも楽しいだろうなと考えている。ここでもオーナーの有松さんにお礼を伝えつつ、握手の手を勇ましく差し出した。

夜はLX DESIGNの志穂さんと薬院「納豆粘ランド」で食事。志穂さんは遥か昔、私が会社員だった2012年に出会っている。細々と縁が続いている不思議。高い向上心を持っていて行動的で、数々の有名企業を渡り歩いてきたすごい人なのだけど、気さくで楽しい。秋に福岡へ引っ越してきた志穂さんとは、もう少し早く再会しておけば良かったと悔しい。そんなのばかりだ。会えるときに会っておくこと。

1月24日(水)
午前、法人の印鑑証明書を郵送手配するため、郵便局へ。本当は「登記ねっと」からオンライン申請するつもりだったけれど、WindowsではなくMacを使っている、マイナンバー読み取り機械を持っていないなどの理由で、自宅PCでは不可能な対応があり、諦めて郵送対応に切り替えたのだった。前夜、1時間くらい格闘したあの時間はなんだったのか、こういう行政と絡む手続きに関して、過去にポジティブな思いをした経験はほとんどないに等しい。いつも無駄に時間を使っている、と嘆きたくなるほど、民間サービスと比べて使いづらい仕様が多いと感じる。

昼はキックボクシングへ。久々にマススパーをした。私の後にマススパーをしていたおじさまのそれはまさにマススパーといえるものだった。私のは猫パンチ。

午後、望さんのサロンへ。Web制作会社を立ち上げた方で、最近あることでお世話になった方との対面機会を作ってもらった。1時間半ほどお話。良きつながりにしたい。

帰路、白金「RUMBLE LEATHER CRAFT」へ立ち寄り、オーダーしていたキーケースと剪定ハサミ入れの受け取り・支払いに。ハサミは母から「旅先でクマに襲われたとき、武器にしなさい」と難度の高すぎる使途を指定されたもの。クマ対策武器として使用し、目的を遂げるのは難しいかもしれないけれど、収納できるケースを持っておきたいと思い、RUMBLEのオーナーに制作を依頼したのだった。けれど、キーケースの方が当然出番が多く、それを心待ちにしていたため、ハサミ入れのことはすっかり忘れていた。仕上がった作品を見て「かっこいい!」とうれしくなった。忘れっぽいのは得な性格なのかもしれない。

夜はオーナーと高砂「KINGYO」を再訪(以前ふたりで初訪問し、今回オーナーは再々訪)。福岡をもうすぐ離れる私のために、忙しい中時間を作ってくれた。モノづくりや嫉妬、猫など話のテーマはいろいろ。オーナーにはいろいろなアイテムをこれまで制作してもらったし、楽しいおしゃべり付きのごはんも何度か。この出会いにも感謝している。

1月23日(火)
臨月なのに、お腹がそう膨らんでいない私は、胎内に命を宿したことをそのタイミングで後悔していた。もう後戻りできない、産むしか選択肢のない時期で、恐怖に苦しんでいた。ここまで、夢に出てきた私の話。現実の私にとっても怖いテーマだからこそ、寝汗をかいて起きた。

タロが作ってくれた鯖味噌煮と豆腐、ネギ、ニラを使った和風ナチョスを食べて、午後には福岡に戻る。キックボクシングへ行き、夜は望さんの家で夕食をいただく。スーパーで適当に買ったお惣菜が器に美しく盛り付けられると、小料理店に来ている気持ちになる。作ってくれたすっぽんスープが、雪のちらつく日に染み渡る。柿とカブを薄切りにしてオイルに蜂蜜、塩胡椒でいただいたのが美味しかったし、私にもできそう。

1月22日(月)
朝、「ゼロ秒思考」を2枚。午前、社内勉強会をした。テーマは「編集者の価値提供とは」。1時間で「編集者とは」「価値提供とは」「編集者の価値提供とは」を考え、それぞれが意見をシェアする内容。多忙なメンバーにとって普段時間をとって考えないであろうお題と向き合うこの時間が、今後の人生に少しでも役立つものになればいいなと願う。

昼、谷町四丁目「ダルバート食堂」へ。ネパールの食堂ということで、豆のスープが主役級。カレーでもない、アチャールでもない、豆のスープ。混ぜこぜにして食べるのが美味しいと推奨されているけれど、私は混ぜなくても十分美味しく感じた。

夜は谷町のベーカリー2店で買ったパンたちと、酒と味噌に漬けておいた鶏胸肉をブロッコリーや玉ねぎ、きのこ、トマトで煮込んだもの。漬けて簡単に揉んだだけでやわらかくなるから、その下拵えをしない手はない。次は30日にまたここへ戻り、2月からは豊中市に移ると考えると、谷町の飲食店を味わえる日数はわずか。少しだけ欲張りたい。

1月21日(日)
朝、パーソナルコーチングのセッション2回目。「今感じていることをシェアしてください」と何度か言われ、以前より想いを素早く言語化できるようになった感覚があった。セッションの中で、「これまでのパターン」に基づく選択が出てきかけたのに気づく。せっかくコーチをつけている意味がなくなるではないか、と軌道修正したのは良かったと思う。ただ、こうして決断を進めていくのかと勉強になった。

夜はタロと谷町六丁目の宇都宮餃子専門店「ハレノヒ」へ。カレーナチョスをいたく気に入ったタロは家でも作りたいと言う。餃子もナチョスも確かにとても美味しかった。

Text / Sonoko Ikeda