使うと使わないとで、こんなに変わるんだ——。
そう驚いたのは、およそ1ヶ月前、初めてリップライナーを使ったときのことでした。
なんとも丁寧さに欠ける話ですが、そのときまで「別にリップライナーはなくてもいいでしょ」と口紅やグロスを直塗りしておしまい、というリップメイクをし続けていたのです。
リップライナーを手に入れたのは、ジムオーナーでYouTuberのMiyakoさんの美容ルーティン動画を見たのがきっかけでした。
リップメイクの工程でリップライナーが登場したとき、そういえば私はリップライナーを使ったことがなかったなと、生まれて初めて意識したのです。
リップライナーに縁取られた唇は、その後口紅が塗られたとき、はっきり・くっきりして美しく見えました。
メイクに洗練性を付与したい、品よく見せたい。常々、そんな思いを抱えてもいました。
そんな課題にアプローチするには、リップライナーを取り入れて、唇の輪郭を明確にすることが一助になるのではとの考えが浮かびます。
そこで、手始めにちふれのリップライナーを購入。Miyakoさんが使っていたのと同じモノです。
500円台と手頃な価格で、防腐剤や界面活性剤、シリコーンなどは不使用でやさしい成分で作られています。
よく使うベージュ系になじむピンクを選択したところ、これが大正解でした。
新たに買い足したベージュ×ピンクが混じったような色合いのリップを使うときも、自然と溶け込みます。それでいて唇の形がきれいに見えるのです。
輪郭を取るのと取らないとで、リップメイクが格段に変化しました。ほんの一手間、時間にすると(私は雑なので)20秒くらいでしょうか。
今年は、大人のリップメイクとしては「派手かな」「なんか若いかな」と躊躇してしまうグロスもトレンドだそうです。
ひとつ、メイクをアップデートしたことで、リップメイクの楽しみが増えました。
これからもメイクという表現において、必要な部分を適宜更新していきたいところ。
常にというのは難しくても「なるべく新しい自分で在りたい、新鮮さを宿していたい」。そんな思いでいます。
Text / Sonoko Ikeda