次は「在庫」を持たない暮らしを目指す

ダンボール箱に囲まれて過ごした週末+月曜日を経て、今朝は9時半から荷物の搬出です。

依頼した「アップル引越センター」では大小10枚ずつ、合計20枚のダンボール箱を用意してくれます。

ワンルームひとり暮らしの荷物でダンボール箱に入れるべきモノは、大小1枚ずつを残して収まったものの、使った箱の内訳を見ると課題が浮き彫りになりました。

というのも、ダンボール箱を極端に消費したコーナーがあったのです。大小4枚ずつ、計8枚のダンボール箱にモノを収めることになった場所……それはキッチンです。

洗面所や風呂、デスク周りなどのコーナーと比べてもモノがやや多く、箱に詰めるのも億劫なほどでした。

どうすればキッチンの荷物を少なくできるのか、何がキッチンの荷物を増やす原因になっているのか、と考えます。

うち1箱半は非常時に備えて用意していた水2Lのペットボトルなので、それは除くとして、多いのは「各種食材の在庫」でした。

具体的にはワインや調味料などの買いだめです。たとえば、以前スパイスに興味関心を持った時期に「使うだろう」と飛びついて買ったたくさんのスパイスたち。

結局、料理をする機会はそれほど多くはなく、しかもひとり暮らしなので大きなボトルはなかなか消費できないのです。

自分の「生活のサイズ感」に合わない買い物をして、結果的に在庫がはけない状態になっていました。

もう、無闇には買いません。

買うとしても小瓶にするか、あまり使わなさそうなモノは他の何かで代用するか、今ある食材がなくなってから買うかにして、とにかくシンク下の食材コーナーはすかすかにしておきたい。

引っ越し3日前から箱詰めを始めたとき、心からそう思いました。そして、引っ越し準備をしている間は「もう引っ越しなんていやだ」としんどくなります。

でも、最低でもあと2度ほどは引っ越しをするでしょう。その後は、引っ越しをしない生き方を選ぶ未来の私が見えました。

Text / Sonoko Ikeda

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