結果が出るスキンケア、私の場合ーオイル1本と皮膚科でタフな肌に

私の美容健康テーマは「ムダをなくして自分自身を強くする」ことです。体の中のいらないものを出し、栄養食品や化粧品に過度に頼ることなく健康でいたいと考えています。
肌についても同じ。
「洗顔後〇分以内に化粧水」「化粧水のあとは必ずクリームで蓋を」「タオルは顔用と体用を分ける」といった言葉は気にならないくらい、タフな肌が私の理想です。

スキンケアを始めたのは、10代の頃。
当然のように化粧水を使い、その後年齢とともに使うアイテムは増え、最終的に化粧水+美容液+クリームが1セットになりました。
疑うことなく20年以上おこなっていたスキンケアを見直すことにしたのは、30代後半。
ある日お風呂上がりの肌に何もつけないままでいたら、いつの間にか肌がカサカサになっていました。今朝までしっとりした肌だったのに、一度スキンケアをしなかっただけで乾燥することにショックを受けたのです。
「毎日何かを塗らないと安定した状態を保てないということは、化粧品で肌本来の力は改善されないのでは?」
「切り傷だって自然に治るほどの治癒力があるのだから、肌はそこまで弱くないはず」
と、自身のケアを疑うようになりました。

素人なりに化粧品や肌について調べたところ、健やかな肌にとって大切なことは「バリア機能やターンオーバー機能が正常に働いていること」だと知りました。
水分や油分を保つ役割のある角質層にとって、化粧水を使うメリットがあまりないこともわかったのです。

そうして私は、まず化粧水をやめることにしました。
美容液やクリームはしばらく使っていましたが、有効成分よりも不要な成分が気になり始め、シンプルな美容オイルを使うことに。

現在スキンケアに使っているアイテムは「ミラクルグリーン」のモリンガオイルと石けんのふたつ。モリンガオイルは、保湿に必要なセラミドを補完する成分が豊富に含まれているそうです。

毎日のスキンケアはこんな感じです。
朝は、水洗顔+モリンガオイル+日焼け止め。
夜は、モリンガオイルでクレンジング+石けん洗顔。タオルで軽く拭いたあとは、モリンガオイルを塗ります。
(オイルクレンジングは、科学的にみても肌への負担が少ないそうです)
夏場たっぷりと日差しを浴びた日は酒粕パックを使うこともありますが、スキンケアの基本はモリンガオイルです。

オイル1本のスキンケアで変わったことは、肌の状態が安定したこと。お風呂上がりに急いで何かつけなくても、乾燥しなくなりました。
年中テカりと乾燥が気になる、いわゆる「混合肌」だと思っていた私の肌は生まれつきではなく、自分のケアによってそういう肌にしていたのかもしれません。

肌の悩みであるシミは、皮膚科でレーザー治療一択です。
過去には、化粧品でシミをなくそうと頑張っていた時期もありました。シミを消すにはレーザー治療がよいとわかっていても行動に移せなかったのは、これまで一生懸命ケアしていた自分を否定したくなかったのでしょう。
しかし、私も40代。
本当に効果があるか保証のない、先が不透明なことにお金と時間を費やすのはやめました。
私がレーザー治療を受けているのは、以前から通っている皮膚科です。
美容専門の皮膚科ではなく、保険適用外の美容治療もしている病院です。
何か肌トラブルが起きるリスクがあったとしても、普段から肌を診てもらっている皮膚科なので、レーザー治療も安心して任せられます。

化粧水を否定するわけではありません。
他の化粧品含め、個人が好きに選択して使うものだと思っていますし、良さを感じられるポイントは人それぞれ。
日々進化する化粧品は見ていて楽しいですし、海水浴帰りに冷やしたシートパックを顔にのせるのは至福の時です。
今では、効果よりも楽しむことを目的として使うようになりました。

世の中には曖昧な美容情報が溢れ、正しい情報かどうか判断するのは本当に難しいです。
私は結果が出るスキンケアしかしたくないので、エビデンスに基づいた情報なのかどうかを重要視し、肌トラブルの際はすぐに皮膚科に駆け込むようにしています。
思い込みを疑い、マーケティングに踊らされることなく、自分の肌が本来持っている力を信じることも大切にしていきたいですね。

Text / Asako Yano

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