2拠点生活を快適に過ごすコツ

筆者は昨年より、居住地の福岡市と東京を行き来することになりましたが、その日々の過程において、移動や滞在を快適にこなすための工夫が重要であることを強く実感しています。2024年に2年目を迎える2拠点生活を、1年目を終えて見えてきた改善点を考えてみました。

コストを意識しすぎると疲弊する

東京の拠点は一人暮らし用の賃貸マンションを借りています。滞在中は常に稼働しているので、当初部屋の家具なども最低限で大丈夫だろうと思い、殺風景な中で寝泊まりしていました。

するとどうなるか。

これは世代によって変わると思いますが、メインの娯楽がテレビだった昭和生まれ世代としては、音のない空間はとても寂しいものでした。スマホやPCで気軽に動画が観られる時代ですが、画面を注視しなければならないのと、観なくてもBGMがわりにテレビ番組が流れているのは似て非なるものだと思います。

他にも、調理家電がないと外食ばかりになり体調を整えるのも難しくなりますし、コストも余計にかかることになります。

余談ですが、稀に飛行機移動のタイミングで前日にビジネスホテルに泊まることがありましたが、テレビから流れてくる音声が心地よく感じるのでホテル泊は個人的に好きです。

このことから、テレビや電子レンジなどはあったほうが良いと判断し、2024年の東京滞在を快適にしていきたいと思います。

移動もコストを求めすぎると体力を消耗する

福岡と東京を行き来するには、新幹線と飛行機のどちらかを選ぶ機会が多いでしょう。

片道の所要時間は、新幹線で5時間、飛行機で1時間半ほど。福岡空港は街の中心部に近く、アクセスも良い場所です。

東京都心へのアクセスでいえば、羽田空港と成田空港の2つが思い浮かびますが、前者はJALやANAなどのフルサービスキャリア、後者がピーチやジェットスターなどのローコストキャリア(LCC)が発着しています。

フルサービスキャリアで羽田発着を選ぶこともできますが、移動コストを考えてLCCを選んできました。

そうすると、福岡空港ではそれほど差がないものの、羽田と成田では都心へのアクセスがかなり違います。鉄道で都心に移動するには、羽田からだと約30分、成田からだと1時間半ほどと、たまに乗るのであればそれほど気になりませんが、月に何度もとなるとストレスの原因となります。

フルサービスキャリアでも、早期予約をすれば半額以下で乗ることもできますので、滞在スケジュールを早めに確立することを意識したいと思います。

「突発的な対応案件ができたらどうしよう」と思い、つい長めに滞在を設定してしまいますが、コミュニケーションも密にとって周囲に理解を得ておくことも大事ですね。

そうすることで福岡での生活も充実したものになるはず。

環境整備が2拠点生活をストレスなく送るためのカギ

総じて「ケチケチするのは疲れるだけ」とまとめることもできますが、やはり起きている時間、すなわち仕事のパフォーマンスが落ちてしまうのは一番避けたいところ。

現在、借りている部屋自体、スピード重視で契約した物件ということもあり、さらに快適に過ごせる家に転居することも検討しています。

家が2つ、それぞれの「生活」を整えて、気分良く過ごせたらと思います。

Text / Taichi Akasaka

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