2024年3月21日〜3月25日の日記

※この日記は電子書籍orZINE化を目的に、2024年1月1日より綴り始めたものです。5日ごとに掲載します。

3月25日(月)

午前の打ち合わせを終えて、京都へ向かう。出町柳にあるガレットのお店「クレープリー スリージェ」でエッセイスト・ライター・大学講師の江角悠子さんとランチ。ずいぶん前にSNSではつながり、やりとりはあったのだけど、お会いするのは初めて。私のラブコールにより、ランチが実現。

悠子さんはライターから編集者と領域を広げ、5〜6年前くらいからは「書いて幸せになる」ことを実現させるライター塾を開講。講師としても活動し、大学で授業も担当している。出町柳に私設図書館を構えていたり、自宅とは別に素敵な仕事場を持っていたりもする。ご自身のエッセイ『わたしは、まじめちゃん』で書かれている、真面目という個性を生かし、先見の名を持って活動されてきたから、今の立ち位置があるのだと思う。

対面でお会いすると、それだけの実績がありながら謙虚で、気を遣ってくださる。そして、エッセイやメルマガはまったく飾らない。自己顕示欲が匂い立たなくて、カッコつけなさが潔すぎて感動する。文章には人柄が出る。リアルなキャラクターと文章に惹かれ、「悠子ファン」が集まり、コミュニティが形成されるのもよく分かる。私も憧れのピースをいくつも持った先輩だなあと思うもの。

ランチ後は私設図書館を見学させてもらい、「この場所はこんなふうに使えるのでは?」などとお話をした。自分の遥か先を行く人、私がいつかやりたいことを既にしている人とお会いする時間に高い価値を感じる。突然のお誘いに乗っていただいたことに感謝。

お別れ後は例の如くエニタイム巡り。「よし、トレーニングして帰るか」的な軽い感覚。歩いて10分くらいのところにある、エニタイム出町柳店でトレーニング。

豊中市内⇄出町柳間の移動は、乗り換えこそ2回あるけれど、片道1時間20分ほどで行ける距離感。十三から阪急京都本線の特急で京都河原町まで40分。地上に出て少し歩いて祇園四条から京阪本線で出町柳まで10分もかからない。電車移動中は本や資料を読んだり、仕事をしたりする絶好の時間。

観光客が多すぎるのは人混み嫌いとしてはしんどいけれど、京都はまた行きたい。4月最初の週末、女友達との1泊2日旅が控えているので、悠子さんからいただいた京都ガイド冊子を参考にしたいところ。

3月24日(日)

午前から昼過ぎまでは自分発の仕事、午後は依頼を受けた仕事をコツコツと進める。夕方になって梅田へ。ルクア イーレ店に入る「style table」を目指して歩く。オーガニックライフスタイルショップ的な店である。オーガニックコスメブランド「luamo」のコスメを見にいくのが目的だった。すでに使っているモノがあるので買わなかったが、Webで見ていた分を確かめることができて満足。

そこから西へ向かい、福島エリアを目指す。エニタイム大阪福島店(二度目)に寄って、肩と胸のトレーニング。テレビでは大谷さん、水原さんの報道が映し出されている。視聴率が取れるから、26日には大谷さんの会見で持ちきりになるだろうと思う。

その後、福島駅近くの焼鳥店「ぷーれ」に向かう。福岡から大阪に出張に来ているクライアントが食事に誘ってくれて、店も予約してくれていた。2ヶ月ぶりに対面して、楽しい時間を過ごす。自分にないモノを持っている人、これまでまったく違う世界で生きて活躍してきた人との会話は生きた学びであり、愉快な化学反応がある。平凡な私を面白がって声をかけていただき、ありがたいなと思う。

楽しすぎたので当然のように2軒目へ。その方が気に入って、何人もの人をお連れしたというバーを目指すも店は休み。日曜の北新地は生気がなく、平日夜とはまるで別の街。別のオーセンティックなバーに入り、腕時計の話になった流れで、「あっ」と思い出して文字盤の日付が狂っていたのを直してもらった。自分で直せるはずのそれがなぜか直せなくなり、1年ほど経っていたというズボラというかだらしない一面を知られてしまったが、これも人間味でしょうと気にしていない。

長い時間いろいろな話をしていて、この方とコラボして新たな仕事をつくりたい気持ちが、自分の内側で膨らんでいった。個人の事業では「好きな人と好きな仕事をする状態」をつくっていこうとしている(会社の事業については会社存続を思うと、それとは異なる考えを持つ)。今は会社での仕事がメインだから、個人事業は細々と続けている。そこでは「嫌いな人と仕事をしている」わけではないけれど、「特別に好き」な仕事相手や仕事ばかりでもない。

私に「たまたま」巡ってきた仕事を引き受けていることもある。どれも学びや糧にはなるだろうけれど、残り時間は限られているわけだから、特別に好きな人と、その人とコラボするからこそ生まれる情熱やインスピレーションが発揮される仕事をつくり、そこに命を使っていきたい。阪急の改札で別れてから、バーでその方に熱を持って話した今の私のWANTを反芻していた。

3月23日(土)

昼前、岡町図書館で予約図書をピックアップした後、千里中央駅へ。友人Mちゃんと大阪モノレール内で合流。目的は今日延伸開業した2駅分(箕面船場阪大前駅、箕面萱野駅)乗車すること。

私はこの延伸が自分の生活圏になくて影響しないこともあり、関心がなかったけれど、Mちゃんの誘いにのってみた。箕面方面へ出かける機会にもなっていいなとは思ったから。

箕面萱野駅にある「みのおキューズモール」内でランチをしようと思うも、開業を祝うイベントが行われていることもあり、歩けば人にぶつかりそうになるほどの混雑っぷり。人混みが嫌いで東京から福岡へ行き、そこから豊中へ来た私にとって、この日ばかりは梅田の混雑に匹敵する(大袈裟ではなく)ように見えて疲労。Mちゃんもそこで食事するのは不可能だと考えたようで、ふたりで近くのサイゼリヤまで歩く。

念願だった「サイゼリヤでいろいろオーダーする」食事をした。5品頼んでもふたりで2,300円。5年ほど前、知人と昼間からサイゼ飲みをしてもっと贅沢にしたけれど、それでもふたりで5,000円はいかなかった記憶がある。

Mちゃんと別れてエニタイム箕面船場店へ。立地的に二度と来る機会はなさそうな店舗。エニタイムについてはこういう一期一会感も楽しんでいる。そのまま千里中央駅まで歩き、「サントアンドレアカフェ」で1時間半、自分との壁打ち&読書。家まで帰っても良かったのだけど、どこかカフェに立ち寄って時間をとりたかった。そんな気分の日もある。大阪モノレールで蛍池駅まで行き、コープで買い物をしてから帰宅。

3月22日(金)

早朝、コーチングを受ける。毎回気づきをもらえる。40万円を超えるお金を支払った自己投資。意味のあるものにしたい。全6回のコーチングを終えた後、セルフコーチングできるようになることを裏目標としている。

昼前、タロと阪急線で神戸へ。十三で神戸線に乗り換え、三宮で降りる。乗車時間自体は40分もない。わざわざ大阪や梅田まで出なくても阪急を使えば京都だってすぐに行ける。なんて素晴らしい地方都市に住んでいるんだろう。

さんプラザにある目当ての店(といっても「讃岐うどんを食べたい」という理由で、あらゆるところにある丸亀製麺だったが)にはなぜか長蛇の列。1秒で諦めて、目に留まった回転寿司「力丸」へ。とても美味しかった。その後、神戸に行くタイミングで試着に行こうと決めていた「trippen神戸」へ。とても履き心地が良くて、10年は履ける靴。5月の誕生日、自分に買おうと決める。

気に入った品番とサイズをカードに控えてもらった後、タロの目的地「Liberte」へ。trippen神戸から目と鼻の先。私もしばらくそこにいたけれど、MTGの予定が入っていたので、近くの「ドトールコーヒーショップ 三宮京町筋店」へ移動。その後、タロも合流し、隣の席で仕事をしていた。

私が先にドトールへ入り、注文を済ませて席でPCを開いた頃、この店ではちょっとした混乱が起きていた。酔っ払いなのか、キレやすい性質なのか、高齢男性がレジのスタッフさんに怒鳴り散らしていた。あまりの対応の悪さに「爺」と敬称略で呼びたいくらいだが、残るものなので「爺さん」と書くことにする。

聞いていると、どうやら爺さんはブレンドコーヒーと注文したらしく、スタッフさんはその通りにおうむ返ししたのだけれど、爺さんは本当は紅茶が欲しかった様子。自分の言い間違いを認めない雰囲気で、困惑したスタッフさんの聞き返しにキレまくる。しかも、ちょっと何言ってるか分からないといえるくらい、滑舌が悪いというか、おそらく酒を飲んで酩酊している。

金額の多寡は関係ないけれど、それでもたかだか200円程度の支払いで、そこまでエラそうに怒鳴り回り、「お客様は神様だ」と言外に主張するようなモンスター的振る舞いは目に余る。みっともない。情けない。神戸はなんとなく品のある街、というイメージがあるけれど、人口150万人もいれば多様な人がいるのは当たり前。不快な気持ちになった。あんな老人にはなりたくない、とその場にいた客全員が感じたことだろう。

2時間に及ぶMTGを終えて、その間対応できなかった対応を終えて、疲れモードで帰路に。ただ、神戸は近くていい。次に来るのは5月かな。

3月21日(木)

昼の時間帯に、キックボクシングジム「FELLOW GYM」豊中店へ。基本のメニューを終えた後にした「ラッシュ」と呼ばれる「20秒動く+10秒休む」のHITTに近いトレーニングがキツすぎた。身体が重たい。重たすぎる。

Text / Sonoko Ikeda

▼過去の日記▼